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イギリス民謡による行進曲


 この曲は、トロンボーンだけで何かをするという箇所は比較的少なく、Tuttiの中で、または他パートと一緒に同じ音型を演奏する場面が多いようです。トロンボーンが単独で目立ってしまってはいけない場面が多いということです。他パートと吹き方をそろえること。ブレンドする、よく響く音で吹くことが大切だと思います。全体の中でのバランスも、より大切になってくると思います。楽器の組み合わせによる色彩感がうまく出るよう、心がけてください。

 その他の注意点については、もう書き尽くしてしまった感がありますが(^^;、なので、あとうち、音の処理、ハーモニーのところも併せて読んでみてください。

 出だしの1st、2ndは、アルトクラ、ファゴット、ホルン、ユーフォとセットになっていることを忘れずに。ただの8分音符ではありませんよ。3小節目の1stはアルトサックスと、そのあとの3rdはテナー、バリトンサックス、ユーフォなどとセットです。音の処理のところでも書きましたが、8分音符を決して"止めない"こと。[A]からはTuttiの中でのブレンド、全体と吹き方、バランスなどをそろえることに注意。

 [A]の13小節目からは"ハーモニー"の項を参照。ここでは特に最初の1stのEsは高くなりがちの音なので注意。2ndのBと音程をよく合わせてみましょう。音程調節はスライドで!

 [B]1、2小節目のアクセントの4分音符はユーフォ、ファゴット、アルトクラとともに。アクセントとともにマルカートで!そのあとも、一緒に動くパート(低音楽器群など)と音型、バランスなどをよく合わせること。そして、ブレンドさせること。9小節目からは特に、音を止めないこと。支え!

 [D]からはあとうちですが、クラ群のメロディを邪魔しないようにラクに。4分音符はベタにならないようにほんのちょっとのアクセントを伴って、抜く感じで。1stのEs、Fは高くなりやすいので注意。長い音でハーモニーを合わせてみること。

 [E]からの3rdは低音楽器とユニゾン(オクターブ)部分が多いですが、旋律声部のハーモニーとして捉えてみてください。[F]からは、Tuttiの中でトロンボーンとスネアのみのあとうちですので少し大きめに、ただしアタック音ばかりにならないようにハーモニーを聞かせて。

 まず音符の処理についてです。[A]、[A]9小節目、[C]、[C]9小節目それぞれに、4分音符,4分音符,付点4分音符という形があります。この最後の付点四分音符をどう処理するか…。4箇所とも同じですが、テューバなどの低音楽器が8分音符を3つ吹いていますね。それに切りを合わせる。ちょっとハッキリ切ってあげるといいと思います。もちろん他パートも一緒にですが…。なおかつ、勇壮な感じで。ただし、舌とかで音を止めるわけではありません。同じ音型が[E]の6小節目にも出てきますが、ここは前半部分の勇壮な感じとは違います。同じような吹き方にならないように。トロンボーンのパート譜には書いてありませんが、そこは全体はmpです。

 [D]や[F]の4分音符が入った形のあとうちですが、長いフレーズを感じて吹くことがより大切になってくると思います。決して2拍ずつの区切りにならないように、8分休符でも流れはつながっているんだっていうイメージがより大切だと思います。

 2ndの方、ハーモニーの中の"B"の音、ちょっと意識してみてください。調性がgmollだったりEs durだったりしますから。


あとうちについて

音の処理について

ハーモニーについて

I   ウィナーズ−吹奏楽のための行進曲/諏訪雅彦

III  行進曲「虹色の風」/松尾善雄

IV  マーチ「ベスト・フレンド」/松浦伸吾


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