2013/09/23(月) 身体のすごさ(1)
 バンド指導やセクション指導で,ほかの金管楽器(さすがに木管楽器は吹けませんが…)を吹くことがある。トランペットからテューバまで。と…,その時のことを後になって思い出すと…

 たとえばトランペットを吹くと,音を聴いて,『トランペットはもっとこんな音』って,身体が無意識に修正していると思うのです。ホルンを吹いたら,『ホルンはもっとこんな音』って…。でも,それをどう修正したのか,身体がどう働いたのかは,全然わからない(^^;。おぼえていないし,だいいち意識すらしていない。

 ここからわかる事実,それは…,『なにも意識をしていなくても,音に反応して身体は勝手にやってくれる』ということ。むしろ,これが望ましい状態なんだと思う。逆に,『こういう音にしたいから,身体をこう使う』,『こんな響きにしたいから,息の流れはこういう感じで』などと意識に上げたり方法論化したりしてしまうことはむしろ害になるのではないかと,このごろ思うのです。

 でも,身体ってすごいですよね。勝手に自分の中にある理想の音に近づけてくれるんですよ。なんにも思わなくても。。でも,じゃあどうしてトロンボーンを吹いた時には余計なことをいろいろしてしまうんでしょうかね…。う〜ん,,一言で言ってしまえば,そんなすごい自分の身体を信頼してこなかったから,ということなんでしょうか…。

 ということで,アレクサンダー・テクニークのレッスンを受けてみることにしました。