2013/05/07(火) 努力はかならず報われる?
 なんだかよく聞く名言だが、あるアンケート調査によると、努力はかならず報われると思っている人は45.5%、そうとも限らないと思っている人は54.6%なのだそうだ。

 学校吹奏楽は、これから夏のコンクールまでがんばっていくシーズンになってくると思うけれども、努力は報われるのかどうか、それは、なにをもって『報われた』とするのかによっても変わってくるのかもしれないと思う。金賞を獲ること?

 2006年に朝日作曲賞のファイナルに行ったとき、あのときの日記にもたしか書いたけれど、あれは、ぼくにとっての『吹奏楽コンクール』だった。でも作曲は、楽譜が出来上がってリハーサルが終わってしまったら、もうできることはない。審査会が終わっても、発表は1週間くらい先だし、それに、たった1人の戦い? なかなかつらいな、と思ったものだ。

 中学高校のときにぼくも吹奏楽コンクールを経験したけれど、振り返ってみれば、一緒に頑張れる何十人もの仲間がいた。貴重な体験だったな、と思う。だから今、コンクールに向かう中学生高校生たちを見ていると、なんだかうらやましく思う。

 結果はもちろん大切だけど、仲間と一緒に頑張った日々は、あとになって自分の中ですごく大きな財産になると思う。