2012/08/10(金) 違い… 学校バンドのこと
 吹奏楽コンクールはもう県大会が終わったところが多く、次は支部大会。尤もすでにもう支部大会も終わっているとこもあるのだけれど…。

 ありがたいことに、ぼくは今までいくつもの学校バンドを見学させていただいた。また、いくつものバンドを指導させていただく機会があった。そんな中で気づいたことのひとつ…。全国レベルの演奏をされるようなバンドの先生方は例外なく、自分のバンドの生徒たちのことを絶対に悪く言われないのだ。逆に演奏がふるわないバンドの先生ほど、「うちの子たちはほんとにダメで…」みたいなことを、陰でよく口にされる気がする。

 悪いところがないくらいいい子たちだから、いい演奏ができるのだろうか? 悪く言いたくなるようなところがいっぱいあるような子たちだから、いい演奏ができないのだろうか? いろいろ見てきた経験から言わせてもらえば、それは違うと思う。中学生は中学生だし、高校生は高校生。そんなに大きな違いはない。

 そんな子どもたちのことを先生方がどう見られているのか、どんなふうに捉えられているのか、それが違いになってあらわれているような気がする。