2006/09/22(金) チューニング
 きょうの学校、前回の合奏でトロンボーンの楽器を見ると、チューニング管をとんでもない抜き方をしている子が何人か…。ここの学校は合奏前に一人一人チューナーで合わせてくるのだが、最初にみんなでBを吹かせてみると、案の定、全然合ってない。
 なのできょうは、合奏前にトロンボーンとユーフォ1本1本(十数本)、ぼくが吹いてチューニング。と、やはり管の抜き方は、まっとうなところになる。で、みんなでBを吹かせてみると、合うじゃん!
 「わたしが吹くと5センチ抜かないと合わないんです(なんて言う子は実際いないけど)…」却下である。ありえない(サウナで吹いているんじゃないんだから)。吹き方が悪い。それも、たいていはチューナーに向かって吹いた時に限っての吹き方がね。それは、楽器を鳴らすということに無頓着な結果だし、チューナーの弊害でもある。
 チューナーのもうひとつの弊害は、「チューナーで合わせたんだからチューニングは完璧だろう」と安心してしまうことだ。楽器は温まればピッチが変わる。温まり方も楽器や吹き方によって違う。さらに、機械で計ったからといって音が合うとは限らない。要は、耳を使えよ、ということ。
 パートの代表がチューナーで合わせたら、あとの人はその人から音をとる、というやり方をすすめている。