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ハーモニーについて


 トロンボーンはやはりハーモニーが命の楽器です。マーチに限らずですが、トロンボーンだけで、またはTuttiの中で、長い音で和音を奏する場面があります。もちろん、あとうちやその他の箇所でも和音になっている部分は多くありますが…。

 "ウィナーズ−吹奏楽のための行進曲"[20]以降(Tutti)、"イギリス民謡による行進曲"[B]4小節前(Trbのみ)、[E]1小節前から(Trbと低音楽器)、"行進曲「虹色の風」"[B](リズムを伴って)、[C]の7,8小節目(木管、Trpとともに)、[F]2小節前、"マーチ「ベスト・フレンド」"[E]9小節目からなど。おもなところをあげてみました。

 まず大切なことは、3声のバランス。3つのパートが同じバランスになること。2番だから、3番だからって小さめに吹いてはダメ。それから、根音は大きく、3音は小さくとか時々聞きますが、あんまり気にしないこと。和音の流れの中でいちいちそんなことをしていたら、デコボコになってしまいますよね。それにTuttiだと、もとからいいバランスになるように書いてあるハズです。

 構成音についてですが、根音、第5音、第3音、時には第7音が入ったりします。それらを把握しておくことは有益です。理想的には、鳴った瞬間に、どんな和音で自分の音が何なのか反射的にわかると完璧です。そして、それらの音をことさら意識して吹き分ける(バランスなど)必要はないとは思いますが、無意識に根音はちょっと張って吹くとか、逆に3音や7音はちょっとだけやわらかめに吹くとかっていうことはあるかもしれませんね。

 音程についてですが、たとえば長三和音の第3音はちょっと低め(スライドの位置にして1cm強)に吹く。でも、それは"理屈"。理屈でそう吹くんじゃなくて、耳で探して耳で吹いてくださいね。耳でおぼえることが絶対に必要。今はハーモニーディレクターなんて便利なものもありますしね。

 音程についてですが、特に他のパートも一緒に鳴っている時、自分と同じ音(またはオクターブ)のパートがあるかもしれません。それらを把握しておくこと。ユニゾンやオクターブは音程が合わないといちばんよく分かりますよ。

 そしてもっとも大切なことは、ラクなよく響く音で吹くこと


あとうちについて

音の処理について

I   ウィナーズ−吹奏楽のための行進曲/諏訪雅彦

II  イギリス民謡による行進曲/高橋宏樹

III  行進曲「虹色の風」/松尾善雄

IV  マーチ「ベスト・フレンド」/松浦伸吾


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