2014/02/21(金) 部活動について
 ある中学校教員さんのブログを見た。『教員が部活の顧問をして授業準備の時間も休日もない,そんな部活動制度に疑問で中学校教員をやめるつもりだ』というような内容で,それに対して賛否両方のコメントが満載で,つまりは炎上していた…。

 その先生の気持もわからないではない。ぼくは教員の経験がないので,ほんとうにはわからないけれども,活発に活動している部の顧問になったら休日なんてないだろう…。でもしかし一方では…

 『顧問のなり手がいないから廃部にします…』こんな話はこのあたりではたくさんある。誰も顧問をやりたがらない,やれる先生がいない,じゃあ活動停止,廃部。いとも簡単に,そういう結論になる。また,全国大会など実績を出された先生が移動になると,そのあとの部の運営が難しくなるから,一時(3年間)活動停止にしてから再開する…,そんなことも行われている。

 ぼくもそうだったが,部活動っていうのは,中学高校生活の中でとても大きなウエイトを占めるものだ。そこで出会った友は一生の友だちになる。そこでの経験如何で,いろいろな意味で人生が大きく変わることもある。かけがえのないものだ。

 先生に無理をしろと言っているのではない。しかし,顧問のなり手がいないから安易に廃部…,そういう考え方には断固反対していいと思う。生徒のみなさんも,大いに声を上げるべきだ。やりたい部活動をやる権利が,生徒にはあると思う。

 なにが間違っているのか,なにが問題なのか,学校関係者,教育関係者はぜひとも真剣に考えてみていただきたい。