2014/02/06(木) 昨日の合奏で…
 そういえば,昨日も合奏したんですが,木管のユニゾンが恐ろしく合わないところがあって…,具体的には実音のDesだったんですが…,,もちろん,ひとりひとりに「高い」とか「低い」とか指摘するのは簡単です。でも,そうではなく…

「うーん,じゃ,みんなでB→C→Desってスラーでゆっくり吹いてみようか」
やってみる…,指揮に合わせて…
「そのときに,楽器にお任せじゃなくて,##FC.red##吹きながらその音を自分で歌っているように##FE##」
歌って聞かせる…,ここポイント。。で,やってみる。
最初の合わなさを10とすると,2か3くらいにはなる。
「よーし,合ってきたね。わかるかな?」
ここで,吹いていて,聞いていて,違いがわかることが大切。
「##FC.red##違いがわからないと,明日になったら元に戻っちゃうよー##FE##。よーく観察して,よーく聴いて」
もういちど合わせる。B→C→Des。さらに合ってくる。
「じゃ,楽譜のとおりゆっくりやってみようか…」
ずいぶん合ってくる。

 とってもうまくいきました♪(^^)。こうやって(歌うように,歌って)音を合わせることのいいところは,音が合うだけじゃなくて,響きもずっと良くなることです。音っていうのは『結果的に』合うんですよね。

 『呼吸が』,『支えが』,『姿勢が』とか,HDで合わせて,とか,チューナーで,なんて全然言ってない(やってない)ところがポイントだと思うんですね。実際に声で歌って合わせることも,もちろん効果があります。もちろんバンドによって個性はさまざまですから,どこでもこれがうまくいくとは限らないでしょうけど…

 でももしここで,ひとりずつHDで合わせたりチューナー向けたり,ましてや「全然合ってねえじゃねえか!!」などと怒鳴ったりしても,ちっとも合うようにはならないと思うんですね。なるとしても,はてしなく時間がかかります。過去に経験ありますが…

 やり方,考え方,モチベーション,積極性…,音楽的モチベーションを上げる薬は,決して『気合』と『根性』ではないと思います。それでは特攻と変わりません。もう通用しませんよね。『永遠の0』は,ほんとうにすばらしい映画でしたが,あれとおんなじことを,この21世紀にやっていてはダメですよね。