2014/01/27(月) 宝地図解読
 昨日の記事に関連して,自分が中学生の頃のことをちょっと思い出したので書いてみます。

 ぼくは中学校の吹奏楽部でテューバを始めました(トロンボーンは高校から)。が,それまで音楽のおぼえは何もなく,小学校の音楽の笛のテストは毎回不合格で居残り練習をさせられていた音楽ダメ少年でした。で,テューバは先輩もいなく,渡された楽譜を自分で何とか吹けるようにするしかなく,まるで宝地図解読状態でしたね(^^;

 8分音符と16分音符が違うものだとすら知らない少年が,どうやって楽譜を読んだのか…。考え方は,たとえばこんなふうでした。『2拍子だから1つの小節は2拍だよね。だからこの音が全部2拍に入るようにすればいいんだ』…。誰に教えられたわけでもなく,良いとか悪いとかも考えず,とにかく拍のパズルにはめていく…

 今から思えば,16分音符とか連桁で書いてあったから読めたんでしょうね…。もし1コ1コばらばらに書いてあったら,一体どうしていたんでしょうかね…(^^;。でも,今にして思えば,この考え方は正しい(・∀・)。拍や拍子の概念があったわけですから…。

 ぼくの中学校では,渡されたパート譜を自分で音楽ノートに写譜して使う決まりでした。8分音符も16分音符も知らない少年は,『なんでこれは棒が2本なんやろか…』とは一瞬思ったものの,特に追求もせず全部おんなじように書いていました。夏休みに見に来てくれた先輩に,「おいおい,ちゃんと書こうよ」と呆れられたのは言うまでもありません(^o^;

 で,あるとき合奏でバリバリ吹いていたら,先生に「テューバは音割っちゃだめだよぅ」と言われました。でも,横では恰幅のいい先輩(女)が,バリバリとトロンボーンを吹いていました。『そうか,トロンボーンは音割っていいんだ』…。これが高校でトロンボーンを選ぶ理由のひとつになりました(^o^;