2014/01/23(木) 流行なんでしょうか…
 ある古い吹奏楽曲,ある中学校で自由曲候補に薦めたら,その曲は去年ある先生に相談したら「古いんじゃないか」と言われたのだと…。

 コンクールのプログラムなど見ていると思うけれど,吹奏楽曲って『流行』なんですよね。今どきはこんなのが流行り,みたいな…。でもほんとうは,本来そういうものではないはず。

 いいものは,時が流れても,やっぱりいい。リード,スウェアリンジェン,コウディル,オリバドウティ,ワルターズ,もちろんスーザやカール・キングなどなど…。古いと言って淘汰してしまうべきものではないはず。もちろん淘汰される曲もあるのだろうけれども,それは現代の曲にも同様に言えること。

 吹奏楽は毎年新しい曲,新しい作曲家が出てくるけれども,それは,それだけ選択肢が広がるということだと思うのです。それ以前のものを,まるで使い捨てのようにどんどん捨てていってしまうから,吹奏楽はもうひとつ成熟できないのではないかと思ってしまうのです。

 時代なんか気にしないでどんどんやったらいい。コンクールでも。古いから評価されない,なんてことはないはず。逆に,新しいものをやればいいというものではないとも思います。