2014/01/13(月) 吹奏楽指導現場の嘘(1)
 某番組で放送されている『吹奏楽の旅』という,名門学校吹奏楽部に密着する特集,時々観ます。いいと思うし,熱血を否定するものではない。熱さは必要だ。というよりも好きだったりします。学校吹奏楽も大好きです。けれど,どこか冷めて見てしまうところがある。なぜか…

 考えてみたんですけれど,その『熱さ』の中に,時々『嘘』や『嘘っぽさ』が見えてしまうからだと思うんです。ほんとうに真剣に音楽を追求する過程での『熱さ』や『真剣さ』なら歓迎なのだけれど(『真剣に音楽を追求する』って何ぞや,ということを書き始めると長大になるので割愛しますが,少なくともそれは『ダメ出し』ではないです!!),中には,『そんなにちゃんと演奏して欲しいなら,キミももっとちゃんと棒を振ろうよ』と思える先生がいたり…。求めるものとやり方が一致していない,無茶な要求。一種の嘘ですよね。もちろん『棒がうまいなぁ』という先生もたくさんみえるのも事実なんですけども。

 指導現場での『嘘』,それも,無知や不勉強による嘘ではなく,中には確信犯的な嘘ってありますよね。たとえば,生徒にハッパをかけるために理由もなくわざと怒るとか,逆におだてるとか…。怒られている生徒が,なぜ怒られているのかわからないのであれば,それは100%,怒る先生のほうが悪いと思うのです。いろんな意味でね。おだてだっておんなじです。

 もう本番近いから黙っておこう。これだって,確信犯的な『嘘』ですよね。「もう今さら言ってもしょうがないじゃない。今は黙っておだててやろうよ」…。これ,必要だと思いますか? これが『配慮』なんでしょうか?

[明日の日記に続く…]