2013/04/05(金) 課題曲
 遅ればせながら、今年の吹奏楽コンクール課題曲のスコアを読み始めている。じつは、自分の作曲が上がるまでは見ないようにしていたのです。

 課題曲が発表になって初めてそれに接したときの印象は、失礼ながら正直毎年、(´・ω・`)という感じが多かったりする。印象に残らない、みたいな感じで…。でも、スコアを読み込んでいけばいくほど、一転、その書法や創意工夫、というより、書き込まれた想いといったほうがいいかもしれない、そういうものに引き込まれていく。

 課題曲が発表になると、その曲について悪く言う人はいっぱいいる。でも思うに、そういう人たちって、スコアを読み込まない人たちなのかもしれないな、と思う。聴いた印象だけで悪く言う。表面しか見ない…。いや、スコアを読み込んだ上で、ダメじゃん、みたいなこともあるかもしれないけれども…。

 ぼくの曲の作り方は…、料理でいったら、いい食材が見つかるまで料理に取りかからない。ほんとに気に入った食材がみつかったら料理にかかるんだけども、そんなに手間をかけずに、でもなぜかコッテリした料理になって、で、仕上げの段階で、ああでもないこうでもないと時間をかける。そんな感じだったりする…。あ、全然わからないって? すみません(^^;

 素材(旋律)にこだわるばかりじゃなくて(それも大事だけれども)、もっと料理に手間隙かけて創り込んだほうがいいな、って、この頃思う。料理の技術というよりも(それももちろん大事だけれども)、その底に込められた想いだったりすると思うんです。そういうのがまだまだ足りてないな、と、最近自分で思います。

 なにかを創る上で大事なことは、『感性』と『想い』だと思います。