2013/03/31(日) 続、コンクールのルール(写真)
 3月28日の日記で、『パート全体で楽譜通りであれば、中での音の入れ替えや分担は可』と書いてしまったけれど、吹奏楽連盟のQ&Aをよく読むと、『あるところまでは』、『それ以降は』という表現になっていて、入れ替えOKとは書いてない。なんでもかんでも入れ替えOKってわけではないよ、と考えるのが常識的だと思う…。

 たとえば写真は2008年の課題曲『ブライアンの休日』のある箇所のトロンボーンパート。これ、2ndと3rd(2段目と3段目)の音が入れ替え自由だったら、すごく簡単になるよね。でも、それって、作曲者(内藤淳一氏)の意図を無視していることになると思うんだよね。2008年当時は今のルールじゃなかったけれど、これ、きっとNGだよね。

 でもこれ、考えてみればあたりまえのことだよね。音の配列やつながりは作曲者が意図して書いているわけなんだから、それを、たとえおんなじ楽器であれ、簡単にぽんぽん入れ替えてしまっていいわけがない。瞬間の縦の響きが楽譜通りだからOK、とはならないだろう。横のつながりや流れだって、音楽のとっても大切な要素だ。

 もうひとつ疑義。クラのA管やトランペットのC管は、『調性が指定されているので認められません。ただし、ホルン・チューバには調性の指定はありません。』とある(吹奏楽連盟のQ&A)。でも、スコアには『F Horn』と書いてある。調性の指定はあるよ(・∀・)。あっそうか、Fシングルでも、Bシングルでも、ダブルホルンでもいいよ、ってことなのかな。じゃ、ハイF管使ったっていいわけだ!

 テューバはB管C管Es管F管、なにを使ってもいいよ、ってことなんだろうね。まぁ、トロンボーンだって指定はないから、全員アルトトロンボーンで出ようが全員バストロンボーンで出ようが、はたまた全員バルブトロンボーンで出ようが、自由なのかもしれない…。どうよ!?(^^;