2013/03/29(金) 続、だれでも知っておきたい「からだ」のこと
一昨昨日(26日)の日記に書いた、『トロンボーン奏者ならだれでも知っておきたい「からだ」のこと』だけれども、たとえば息を吸うことに関して、この本には、『横隔膜の下降と、肋骨の上へ・外への動きは同時に起こります』とある。今ではこれ、あたりまえに感じられることだけれど、学生時代は、『息はおなかに入る』とか、『下から順に入っていく』とか思っていた。
まぁ、もちろんそれで身体がうまく働くはずはないから、『なかなかうまくいかないなぁ…』などと思っていた。今思うとバカだねぇ…(^^;。誰だぼくにこんなこと教えたのは!?(^^; いや、なにかの本だったのかもしれない。しかも、自分でも現場で、「コップに水を入れるみたいに下から息が入っていくんだよ」などと教えていたりもした。こうなると、もう罪だ。
でも、今でこそこういう本などで正しいことがちゃんと伝わるようになったけれども、昔なんかとんでもない教えはたくさんあった。「おなかに力を入れろ」だの、「おなかをふくらませろ」だの…。こんなことを教えたことがある先生は、決して少なくはないと思う。
ぼくの場合は、『なかなかうまくいかないなぁ…』と思っても、そのあとに、『まぁいいか…』って思ってしまうどこかチャランポランな性格だったから、かえってよかったのかもしれない。まじめすぎるのはかえってよくないかもしれないね。楽器をやるのには…。
まあなにしろこの本、吹奏楽や管楽器レッスンで教える立場にある人には特に、必ず手にしてほしい一冊です。。