2013/02/17(日) 音感の話、耳の話(1)
音楽の世界で、よく、「耳がいい」なんていうことを言ったりします。ところがこれ、『耳がいい=絶対音感』だと思っている人が多かったりします。でも、実際は違います。
音感には、『絶対音感』と『相対音感』があります。音感のある人には、絶対音感がある人と、相対音感がある人といます。これは、どっちが優れているというものではなくて、そのそれぞれに、長所と短所があります。小さいときからピアノやバイオリンをやっていたりすると、絶対音感のほうになりやすい傾向にあると思います。
小さい時からピアノやバイオリンをやっていることは、ピアニストやバイオリニストになるためには有利でしょうけど、でも、それをやっていなかったからといって、音楽の耳を育てるためにハンデになったりビハインドになったりはしないです。中学や高校に行ってからでも、音感を育てることは充分に可能です。ぼくもそうですが、相対音感というのは、大きくなってからでも充分に育てられると思います。
楽器(どんな楽器であれ)を演奏したり、指揮をしたり、バンド指導をしたり、作編曲をしたりするためには、ソルフェージュの能力は不可欠です。楽譜に書いてあることを声で歌える能力、聴いたものを楽譜にできる能力。これ、絶対に必要です。これも、絶対音感、相対音感どちらでも、伸ばしていくことはできます。ぼくは完全に相対音感です。
[明日の日記に続く…]