2013/02/07(木) 高校のコンクール
 高校1年生のときのコンクールの録音がある。トロンボーンを始めてまだ3ヶ月。トロンボーンパートはぼくを含めて3人しかいなくて、しかも全員が1年生で、全員が初心者!! 楽器を持ってまだ3ヶ月の3人が、トロンボーンパートとしてコンクールのステージに乗ったのです(゚o゚;;

 その録音を聴くと、自分で自分たちを褒めてあげたくなる。初心者3人が、よくこんなセクションを作ったな、と。今までのトロンボーン人生の中で、もしかしたらいちばんがんばったかもね。高校1年のコンクールか、浪人時代の1年間か、きっとどっちかだろういちばんがんばったのは。それぐらいがんばったもんね。

 どうしてあのままスクスク育たなかったんだろうねぇ…(´ `)

 いや、いつでもそうだけれども、当時は当時でいろんなことに悩んでいたのです。高い音が出ないとか…。2年になってもHiBも出なくて、先輩(テューバの)に、「トロンボーン1年間も吹いてHiBも出んのか!!」って叱られたなぁ…(^^;。で、音大受験を決めて、さらに悩みは増えて…。でもなかなか解決策は見いだせず…

 まぁいろいろ悩むたびに、吹き方が悪いんだ、練習が足りないんだ、歯並びが悪いんだ、などと考え、もっとこう吹こう、もっとこうしようと、いろいろ対症療法的なことや姑息なこともやって…。でもそんなのは高校の時だけじゃなくて、その後もそうだったな…。で、そのツケは後になってやって来るわけですよ。あの頃はあんなにスクスク吹いてたのにねぇ…。

 大人になると、過去に身につけた変なクセやおかしなものを捨て去ることが修行だったりするわけです。目先のことに惑わされず長い目で見てナチュラルに吹くことの大切さを、思い知るわけですね。