2013/12/06(金) 吹奏楽の旅
笑コラの『吹奏楽の旅』に関連して,Twitterで学校吹奏楽についてのブログ記事2件を昨日シェアしました。
ひとつは,フジイヒロキさんの『吹奏楽コンクールのはなし』。普門館が使えなくなり一つの時代が終わって,学校吹奏楽の変に体育会系だったり結果偏重だったりという悪い部分の伝統もついでになくなっていけば,というもの。
もうひとつは,るみにゃんこさんの『子供が怒鳴られるところを見て何を思うのか』。怒鳴ったり威圧することで音楽が生まれるのか,音楽,教育とは何なのか,というもの。
ぜひTwitterから行って読んでみてもらいたいと思います。考えさせられます。コンクールで賞をめざすのはすばらしいことだと思うけれども,そのやり方,目的,過程に,疑問を感じることも正直あります。
たとえば以前,生徒にハッパをかけるために理由もなくわざと怒る(怒鳴る)先生がみえました。自分でそうおっしゃいました。準備室で。その先生は,コンクール1週間ほど前になると,こんどは「今さら言ってももう仕方がないじゃん。今はおだてやろうよ」と…。生徒を騙しておもちゃにしているとしか思えませんでした。どうして生徒の前での顔と準備室での顔がこんなに違うのか…
今までいわゆる名門と言われる学校の練習をいくつも見学してきましたが,そういうところの顧問の先生には,表と裏を使い分けるような方は決してみえませんでした。
少なくとも,形だけきびしくしたってダメです。もし先生に怒られて,なぜ怒られているのか理解できなかったとしたら,それは怒る先生が悪いのです。
それに,音楽を創る動機付けとして,そんな体育会系の厳しさがはたして必要でしょうか? 『気持ち』や『情熱』はもちろん必要です。でも,もはやそれとは違うでしょう。
吹奏楽の旅,全部観たわけではないですが,たしかにあの描き方もどうなのか,と思います。学校吹奏楽,いろんな意味で,もう少し変わっていくべきところがあるんじゃないか,と思っています。