2013/11/25(月) 金賞よりも大切なこと
 先月は全日本吹奏楽コンクール全国大会中学高校の部が終わり,きょう,全日本マーチングコンテスト全国大会が終了。今年のコンクールも終わったわけですが…

 銅賞だった,ある団体のブログ…,『悔しい』,『悲しい』,それはそうだと思うのですが…,『やるせない』,『応援してくださった方たちに申し訳ない…』,『先生に恩返しできなかった』…

 銅賞って,そんなにダメですか? 価値がないですか? 上の大会に進んだ団体たちの陰には,そのステージにすら立てなかった団体がたくさんあるのです。そして,そのステージに立てば,そのうちの何団体かは銅賞になってしまう…。

 ぼくは中学高校の吹奏楽部で,一度だけ銀賞,あとは金賞でした。でも,金賞だからよかったわけではないです。金賞は金賞でも,すごくうれしかった心にしみた金もあれば,よくわからないのもあります。逆に演奏や過程にすごく悔いがあって,『どうしてあれが金賞なの?』と思ったこともあります。

 賞は大切です。でも,賞よりももっともっと大切なことがあると思うのです。それがわからなければ,そこに気づかなければ,銅賞は無意味,金賞獲れればなんでもいい,になってしまいます。そんなことのために練習してきたのでしょうか。違いますよね。

 どんなにいい演奏をしても,よそがもっといい演奏をしたら金賞は獲れません。それでもやっぱり,銅賞は無価値で金賞が絶対ですか。コンクールって,単に他団体との戦いですか。違いますよね。

 そのブログを読んで,金賞よりも大切なことに気づいてほしいと思いました。