2013/11/23(土) 探究
 楽器を吹く時,ひとつひとつの動きに注目していくと,余計なことが整理されて1つ1つの動きが洗練されてきます。そして,その洗練は,次の日になっても続くんですね。前の日に探求したことは,身体がちゃんとおぼえてくれています。なので,きょう何を練習したのかは,そのまま明日に影響します。

 でも,そこで安心しちゃうと,また忘れてしまうんじゃないだろうか,という不安があるんですよね…

 そして,1つ1つの動きを取り出して注目していると,逆に,だんだん出来なくなってくることがあったりします。一連の動きを分割することによる緊張,ぎこちなさなのか,それとも,意識下に置くことによる緊張,ぎこちなさなのか…

 意識するって,どういうことなんでしょう…。きょう意識したことが,明日には無意識にできるようになる。意識下に置く…,プランを設定する…。これって,『命令する』ではないんですよね,自分に対して…。命令してること,ありますね。禁止してることも…。『そうじゃない!』って…。だから緊張するのか…

『意識下に置く』と,『意識する』
『観察する』と,『監視する』
『プランを設定する』と,『動きを制御する』
『提案する』と,『命令する』

 自分で自分に対して,していること,レッスンで生徒に対して,していること,なんだか共通している感じがします。。