2013/10/28(月) 呼吸に関する考察(3)
 でも,たとえば,『眠っている時の深い呼吸が理想だ』とか言ったところで,この考察が正しいとするならば,起きた体勢でそれと同じ呼吸をすることは,地球に重力がある限り不可能ですよね。宇宙に行けばできるかもですが…。あっ,空気のあるところね。。

 でも,起きている時の呼吸は,胸郭の動きの割合が大きくなる,気がします。そして,胸郭が広がることで,横隔膜の働きを助けますよね。もしかしたら,起き上がって生活するわれわれ人間は,犬とかネコとかよりも胸郭を動かす筋肉は発達しているのかもしれませんね。肋間筋とか,肋骨を上に持ち上げる筋肉(どこ?)とか…

 なので,『腹式呼吸』という言葉が,それを受け取った人に,『胸は動いちゃいけない』というイメージを与えるのだとしたら,とっても不自由の原因になると思います。ぼくも学生の頃そうでしたから…。

 寝ているときの呼吸が,おなかがたくさん動くからといって,決して,おなかに息が入っているわけではなく,空気はやっぱり肺に入っていますよね。

 だいたい,『◯◯式呼吸法』なんていう言い方がどうしてあるんだろうか,と,今となっては疑問に思います。肺の場所,大きさ,横隔膜や肋骨,腕構造…。ちゃんとマッピングして,ぜーんぶ動けるようにして呼吸してやれば,それでいいじゃん,と思います。

[明日の日記に続くのか…?]