2013/01/30(水) 肩の力は…
このところパイパーズネタの話題が多いけど…、先月号のパイパーズに、『肩の力を抜くのは禁物』というサブタイトルで、運動療法士イザベル・カンピオン氏のインタビュー記事があった。
肩の力、というよりも、肩甲骨。息の支えが効いた状態では、肩甲骨は脱力しているのではなく、両側に広がって肋骨に張りついているのだと…。これ、わかる。こうなって初めて、おなかの力も使えるようになると思う。いや、支えを使って吹こうと思ったら、自然に肩甲骨は固定されるし、おなかも勝手に働きだすと思う。なので、肩の力ではなく『背中(肩甲骨)の力を抜くのは禁物』ですね。。
で、この『勝手に』ってところがミソで、意図的に力を使ってその状態を作り出そうとしてもムリなのです。そこがポイントで、難しさでもあると思うのです。楽器を吹くのには力がいる。不必要な力はやめて、必要な力は働かせてやる。それが、リラックスして吹くということ。その考え方は、まったくそのとおりだと思う。
さて、その働きのスイッチはどこにあるんだろう…。これ、何でもそうだけれど、人に教えるのは自分で会得するのより数倍難しい。レッスンで言われた時には全然わからないってこと、あると思う。あのとき言われたこと、あそこに書いてあったこと、ずっと後になって、『このことだったのか!!』と腑に落ちることって、あると思うのです。