2013/10/14(月)　レッスンしていて…
　生徒の身体の歪みや不自由はよくわかるんだけど，それをどうやって気づかせてあげようかと，いつも悩む。言葉はすごく選んで使うんだけど，言葉で伝えれば伝えるほど，生徒はそれを強い始める。それはきっと，新たな不自由になる。『言葉が有益なメンタルイメージを作り出せないのなら、言葉による指導は最悪だと言わざるをえない』って，ジェイコブスも言っている。

　「こうじゃなきゃいけないってわけじゃないんだよ」，「動いていいんだよ」って伝えても，なかなか…。「脊椎って，どこにあるか知ってる？」，「あたまは，どこから？」，「腕は…」って，絵に書いたりして説明する。でも，それだけでできるようになるわけでは，もちろんないんですね。

　アレクサンダー・テクニークで手を使うのは，そういう理由なんでしょうねきっと。それだけでも，できるようになれたらなぁ…，と思います。

　生徒の不自由もよくわかるけど，吹いて聴かせるときには自分の不自由にも気づきます(*_*)