2013/10/13(日) アレクサンダー・テクニーク講座
 きょうは,名古屋でおこなわれたバジル・クリッツァー氏のアレクサンダー・テクニークの講座を受けてきました。急遽キャンセルが出て,受けられることになったのです。

 さて,20人,3時間の講座。4人一組になっていろいろなことをやったり,後半はひとりひとり前に出て吹いたり弾いたり。ピアノや打楽器も,あんなに音が変わるのにはびっくりでしたね。バジルさんが,受講者に気づきを伝えたりすると,変わっていく。ほんとうに魔法のようでした。よくそんなに見つけられるなぁ,というのが,驚異でしたね…

 いろいろ気づいたり感じたりがあったんですが,その中のひとつ…,「横隔膜が下がる」という言い方も,その言葉だけがひとり歩きしたりすると,マイナスになることもあるんだな…,と。たとえそれが現実に起こっている現象でも,意識したり,『しなければならない』って思ってしまったら…(というか,横隔膜は『下がる』わけではないんですよね…)「横隔膜を下げる」って言ってしまうと,もっとマイナスでしょうね。

 さて,ぼくも前に出て,吹いて,いろいろ見ていただいて…。金管楽器で音を出す時,やっていること,やること…
・何をどんなふうに吹くのか,まず決める。
・あたまを動けるようにして,それによって身体全体を動けるようにして…
・楽器(マウスピース)を,口に押しつける(手を顔に近づける)。
・スライド(右手)を,所望のポジションまで伸ばす。
・息を吸う。
・くちびるを閉じる。
・息を吐く。
たったこれだけなんですね。ひとつひとつは,難しいことでもなんでもない。とっても単純ですね。でも,これをひとつひとつ順番にやってみると,これ以外のことを,同時にいろいろやっていたりする。これを洗練させていく…。

 ATはこれからも機会があればレッスン受けてみたいと思っています。。