2013/09/27(金) きょうの探究
胸郭は,四方に広がれる。上にも広がれる。呼吸するのがなんだか楽しいです(^^)。腕構造(鎖骨,肩甲骨も含めた)が,ほんとうに肋骨の上に浮かんでいるのが実感できます。
が,楽器を持つと,一種の硬さがありますね。意識していることによる,ぎこちなさ,腕構造に楽器が加わったことによる変化…。でも,吸う時に胸郭が四方に広がれると,吹く時におなかがよく働けます。
息は気管を通る。これが,なかなか…。吹くときには特に,うしろを通そうとする自分と,気管を通そうとする自分と,せめぎ合っている感じもあります。『喉はここ。ここを通る』って意識するんですが,イマイチですね…。
でも,『こうやってはダメ』『こうしなければならない』ではなくて,選べるんですよね。そう思って観察します。
『息は気管を通る』なんですが,じつは何年か前,『息は首の後ろを通る』って何かで読んだのか誰かに言われたのかで,一生懸命そう仕向けようとしていたことがあるのです。なんてことをしていたんでしょうか!(>_<)。あの時あれをやって,一体なにかいいことがあったんでしょうか…(-_-)
ブレスを,『息をのどの奥に落とすように』なんて言い方もありますね。これだって,『のどの奥』を,首の後ろのほうだと思ってしまったら,不自由になる可能性があると思います。
そういうおかしな言い方って,どうして出てくるんでしょうか? 管楽器や吹奏楽の教育に携わるわれわれは,子どもたちが一生楽器を続けていけるように導く責任があると思います。たった一言で,生徒をダメにするかもしれない,目先の金賞なんかより,ずっと大切なことだと思います。心しないと…。