2013/09/24(火) 身体のすごさ(2)
 昨日書いた,『(知識としての)方法論を意識しなくても,身体は勝手にやってくれる』という事実あがあるのだとすると,楽器のレッスンで,よくないやり方は,『方法論ばかり語ること』『知識や理屈を詰め込むこと』ということになりそうですね。

 また,表面的な欠点ばかりを指摘することも,よくないレッスンだと言えそうです。本人もよくわかっている事実(よくないところ)ばかりをあらためて指摘しても,意味がないどころか,単にプレッシャーをかけてマイナスに作用するだけですよね。

 では,いいレッスンって何でしょう…。本人も気づいていない大切な何かに気づかせてあげられるレッスン,ほんとはすごい能力がある身体の働きを目覚めさせてあげられるレッスン,それから…,モチベーションを引き出してあげられるレッスン,ということになるでしょうか…。そういうレッスンをできるようになりたいものです。

 でもそのためには,観察眼やほんとうの洞察力,それに耳,いや,脳が聴くんでしたね。そういうことがとっても大切になってきそうですね。これは楽器のレッスンに限らず,吹奏楽指導や合奏にも言えることですね。