2013/08/21(水) 息の話(1)
 ぼくが調子悪くなる時ってたいてい,上下のくちびるが心地よく出会えなくなるんですね。
で,クルマを運転しながらオーケストラを聴いていて,はっ,と気づいたことがあります。

 学生の頃の刷り込みですが,コンバクトに吹けるやつが上手い,ブワッと吹くのはダメ…
というのが,心のどこかに居るんですね…。で,『息は全部マウスピースのリム径の中に入れる』ってのが,これまた無意識のどこかにいて,気がつくと,そうしようとしている自分がいて…

 オーケストラのホルンの音を聴いていて,こいつら,あのちっちゃいマウスピース径の太さに息を出すイメージで吹いてたら,絶対こんな音が出るわけないよな! そうか!! って。。

 なにをいまさらって感じですが…,,コンパクトに吹けていないからうまくいかないんじゃなくて,コンパクトに吹きすぎてうまくいかないんですね…(´・ω・`)

 ぼくもレッスンで,「息を全部マウスピースの中に入れる感じで吹いてごらん」なんて言ったこともあります。これ,いつか害になる言い方ですよね…(´・ω・`)

 でも,息の太さって,多分にイメージ上のことだし,自分の身体がどう動こうとしているのかの実際と,イメージ上の感覚とを混同するのも,また,よろしくないと思います。

[明日の日記に続く…]