2013/01/22(火) チェックリスト
楽器を吹くときの役に立つかな、と思って、ちょっと前に『チェックリスト』を作ってみた。全部で十数項目。みると、半分くらいはアンブシュアあるいは口周り関係のことだ。う〜ん、どうなんだこれ…(-_-)。それに、チェックリストは時が経てば変わっていくものだろうし、それに、これがこのまま他人にとっても有益なものとは全然限らないだろう。
さて、このチェックリスト、役に立つのか、邪魔になるのか…。考えなくてもいい奏法のことを考えたり変に意識したりしてしまう元にもなるだろうから、そういう意味ではマイナスにもなるだろう。意識しなくてもいいことを意識してしまうと、その分かえって余計な力が入るものだ。
逆に、こうやって書き出してみることで、新たな気づきのキッカケになることもある。『これって、一体どういうことなんだろう…』と考えてみたりする。そして、そうかこれってこういうことなんだ。考えてみればアタリマエのことやんねぇ、と気がついたりする。実際そうだったから…。
吹いている時にチェックリストの内容を自分に強いてしまうのだったらマイナスだろう。また、要らぬ意識をしたり頭で考えてしまうのでもマイナスだと思う。でも、『意識を向ける』、『気づく』というのであれば、プラスにもなると思う。集中することの第一歩は、意識を向けること。少なくとも、あれこれと考えることではない。集中は、思考の反対側にある。
『変に意識しちゃう』のと、『意識を向ける』のの違いって、なんだろうね…。このあたりは難しいところ。そして頭は、きっと吹いていない時にこそ使うべきものなのではないか…。音楽を演奏する時は、頭ではなにも考えずただ音楽に没頭するのが、きっといちばんいいのではないか…。でも、イメージするためのキーワードみたいなものはあるのかもしれないけれども…。