2013/06/03(月) コンサート(写真)
夜はトランペットの曽我部清典氏の『曽我部清典&フレンズ』コンサートを聴いてきました。いわゆる現代音楽の演奏会。
ぼくも書こうと思っていたんですが、なんとなく構想というかイメージが出ただけで、それを形にすることができませんでした。いわゆる和声音楽、調性音楽以外のものを創り出すのは苦手なのですが、というか、たぶんできない…(^^;。いや、和声音楽でもいいのですが、次回はなにか書いてみたいと思っています。
で、コンサートの感想…。おもしろかったですとても。音楽ってなんだろうな…、と考えさせられます。音を出すだけではなく、演劇的要素もあったりして…。表現する、伝える、形づくる…。そういうことをとても考えさせられる、というか、とても興味深い音空間、いや、音だけじゃなくていろんな意味での空間でした。。
和声音楽、調性音楽なんて、とっても狭い限られた範囲の音楽です。だいたい1オクターブが12音ではない音楽も世界にはたくさんあります。どこの国の音階だったか忘れたけれど、1オクターブを5等分した音階でできた音楽があるらしい…。なので隣の音との隔たりは240セントということになります。この音階、普通の楽器だとなかなか演奏できないけれど、ハーモニーディレクターなら簡単に鳴らしてみることができます。おもしろいですよ(^^)
あっ、トロンボーンはスライドだからどんな音階でも微分音でも簡単だと思われるかもしれませんが…、そう簡単ではありません(^^;。いや、グリッサンドで途中の音を全部しっかり鳴らすのは技術としても大切なんですが…、その途中の音だけ、たとえばミとファの中間の音とかを吹こうとしても、違和感あるんですよこれが(^^;。絶対音感全然ないんですけどね…。耳が? 身体が? 楽器が? 受け付けない感じが…(^^;。いや、吹けることは吹けますけどね…。
浜松の楽器博物館に行った時にも…、ぼくらが普段やってる音楽って、ごくごく一部の限られた音楽で、世界にはもっともっといろんな音楽がたくさんあるんだな…、と実感しました。でも、自分の範疇にあるものにもっともっとこだわっていきたいっていう気持ちも大きいです。。
なにしろおもしろいコンサートでした。これからもいろんな音を感じていきたいな、と思いました。。写真は、曽我部さんの楽器ケース!!