2013/01/13(日) 日本人の美徳?
 これ、地下鉄の広告で読んだんだけど…

 日本語の表現で、何かを頼まれた時に、それをやんわりと断る言い方で、「ちょっと難しいですね」というのがある。これをそのまま英語に訳して「It's difficult」って言っても、当然ながら英語圏では通じないんだそうだ。こういうとき英語では、「I don't think it's possible」って言うのだそうだ。

 まあ考えてみればアタリマエで、『それは難しい』とは言っているけれど、『それはできない』とは言っていないわけだからね。どうしてこれが断る時の言い方になるのか、日本語って考えてみれば不思議だよねぇ。こういう日本語のまわりくどい、面倒くさい言い方、ぼくはあまりいいものではないと思うなぁ…。

「これ、お願いします」
「それはちょっと難しいですね…」
「できないんですか?」
「ですから、ちょっと難しいですねぇ…」
と来たら、シレッとして
「それではお願いします!」
と言ってやりましょう(^^)。だって、出来ないとは言ってないんですからね!

 ものごとをストレートに言わず、やんわりと回りくどく伝えるのは日本人の美徳なのかもしれないけれども、それってどうなんだろうねぇ…。面倒だし、少なくとも海外では通用しないよね。。と思っていたら、フランスではけっこう使うんだそうです。やんわり断る言い方。『C'est dur』(It's hard)って。。日本だけじゃないのね…。

 それから、『I don't think it's possible』と、『I think it's impossible』は、どう違うんだろう…? 『できると思わない』と、『できないと思う』なんだけど、意味は同じだよね。フランスでは後者の言い方が自然だそうだけど、英語圏ではどうなんだろう…