2013/04/22(月) 雅楽を未来へ
今月のパイパーズを読んで初めて知ったのだけど、Twitterにも書いたけれど、篳篥(ひちりき)の蘆舌(ろぜつ=リード)の原料になる葦が、新名神高速道路の建設計画によって絶滅の危機なのだそうだ。
雅楽で使われる篳篥の葦は、淀川沿いのほんの一部の地域、鵜殿のヨシ原というところに生育しているのだと。で、そこがちょうど高速道路の建設予定地なのだと。同じ植物種でも育つ場所が違えば全然違うものになってしまう。おなじコシヒカリでも産地が違えば味は違う。篳篥の葦も鵜殿のヨシ原で生育したものでなければダメなのだそうだ。
木管楽器のリードに使われるケーンの良いモノは、フランスのヴァール地方で育ったものなのだそうだ。もしそれがなくなってしまったら、フルート以外の木管楽器はみんな絶滅だろう。大事件だ。今回の問題は、雅楽にとってはそれと同じことなんだと思う。
トップページの下のほうに、『SAVE THE 鵜殿ヨシ原』を設置しました。ぜひ読んでみてください。そして署名に協力していきましょう!!