2013/04/12(金) アーティキュレーション(2)
 アーティキュレーションのひとつに、『アクセント』ってやつがありますね。『>』こんなやつ。これ、どんな意味でしょう? 指導の現場で「アクセントってどんな意味なの?」って訊くと、たいてい返ってくる答えが、「はっきりと!!」…。ちがいます(・∀・)

 学校バンドの生徒さんにはぜひ自分で調べてほしいと思うのですが、もう答えを書いてしまうと、アクセントは、『目立たせる』とか『際立たせる』とかいう意味合いになります。じゃあ、『はっきりと』は何でしょう? これは宿題です(・∀・)。アーティキュレーションに限らず『楽語』なども、自分の楽譜に書いてあるものはちゃんと意味を調べましょうね。自分で調べれば忘れないから。

 さて、目立たせる方法はいろいろあるわけです。ほかの音に対して際立たせる。でもじゃあ、全部の音にアクセントがついていたら、一体どうしたらいいんでしょうか? ほかの音に対して際立たせるって意味合いだとすると、一瞬、??ってなりますよね。

 とにかくアーティキュレーションがたくさん書いてある楽譜ってありますよね。ほとんどの音符の上には何か記号がついている、なんていう曲もあります。逆に、あんまり記号が書いてない曲もあります。でも、書くにしろ、書かないにしろ、みんないろいろ考えていろんな意味を込めて決めてるんですよね。

 それにしても、どうしてアクセントって『はっきりと』だと思っている人が多いんでしょうか? なぜこうなったの? ぼくもおそらく高校生の頃とかに訊かれたら…、いや、ぼくはじつは知っていました(・∀・)。中学生の頃、ブラスの顧問の先生が合奏で言われたんですよね。「アクセントは『はっきりと』じゃないよ。『目立たせる』だよ」って…。ありがたいですね。教えていただいて。。

[明日の日記に続きます…]