2012/01/09(月) 主観的側面
 例の、バイオリン名器の報道について、村田陽一さんがブログに書いてみえた。1月6日の日記『違いがわかる…』でぼくは、楽器に対する『固定観念』、『思い込み』なんていうマイナスの言葉で書いたけれど、村田さんは『主観的側面』と書いてみえた。客観的側面に対して、主観的側面。

 主観的側面は、吹き手、弾き手が感じるもの。ぼくが書いた『固定観念』や『思い込み』も、それを左右するものだろう。でも、それで演奏者が気持ちよく楽器が演奏できるのなら、それもまたいいんじゃないかと思う。演奏者だけは気持ちいいけれど…、では困るけどね(^^;。

 楽器って化学では割り切れないし、演奏する環境によっても変わってくる。決めつけで判断してしまうことが一番怖いと村田さんは書いてみえたけど、まったくそのとおりだと思う。あたまを柔らかくして、客観的視点も持って、なにより耳を敏感にすることが大事なんだと思う。