2012/03/20(火) 初めて
 管楽器の雑誌パイパーズの今月号に、オーボエのモーリス・ブルグのインタビューがある。ブルグは22才のとき、『今日初めてオーボエを手にしたかのように自分は吹けるだろうか』と自分に問いかけたのだそうだ。自分の内部でいろいろ余計な予備動作をしながら息を吹き込んでいることに気がついたのだと…。

 この一連の話にはとても共感した。高校の頃に初めてトロンボーンを吹いた時のように、いや、中学で初めて金管楽器を吹いた時のように、余計な雑念や先入観、知識や既成概念、呪縛、そういうもの一切なしで、ただ純粋に吹けるだろうか…。全然できない。

 余計な知識や呪縛にとらわれ、吹けば吹くほど振り回されるばかり。そういうものをきれいに捨て去れたらどんなにいいだろうと思う。それができないから苦労してるんやんね。捨てなきゃいけないもの、忘れなきゃならないことがいっぱいあると思う。

 まぁ、もちろんブルグはぼくなどとは次元が違うけれども…。