2012/03/07(水) 課題曲(1)
今年の課題曲の中のひとつについて、『きれいな曲!課題曲じゃないみたい』って評価を見た。いや、たしかにきれいな曲だけれども、じゃ、課題曲って一体どんなのだと思っているんだろうか…。
コンクール課題曲、中には委嘱作品もあるけれど、多くは一般公募から選ばれる。朝日作曲賞というやつだ。これに対して批判的な意見も時々耳にする。曰く、『一般公募だから曲のつくりがよくない、だから1年経ったら忘れられるんだ』と。はたしてそうだろうか…
まぁなにしろ多くの団体が時間をかけて取り組む。だからいろんな意見も出るし、批判的な人もいる。課題曲を何曲か作曲されたある作曲家さんは、「修行だ」と言ってみえた。朝日作曲賞で選ばれても、そのあとで叩かれる、と。
でも今年の課題曲をみても、つくりが悪いという印象はあまりない。朝日作曲賞は今年で23回になるが、これによって多くの優秀な作曲家が世に出て、日本の吹奏楽をずいぶん前進させたことも、また事実。プラス要素のほうがずっと大きいことは確かだ。
課題曲については、また明日、もうちょっと書いてみます。。