2012/12/20(木) 楽譜のこと
久しぶりにここんとこ何日か、図書館の学習室に行って楽譜の推敲をしている。楽譜の推敲には図書館の学習室がピッタリだ。静かで、机があって、ほかに余計なものがない。最高の環境じゃあないっすか(^^)。没頭できます。。
楽譜はコンピューターに書くんだけれど、コンピューターって音を出してくれるから、頭の中で音を鳴らすってことをだんだんしなくなりますね。それに、なんだかコンピューター画面を見ながら作曲や推敲ってできないんですね。紙じゃないと…。ペンを持って紙に向かうと、頭がクリエイティブになる気がする。頭の中で組み立て始めるんです。編曲ならコンピューターの中だけでできるんだけどね。
ぼくはコンピューターを導入したのは7年ほど前だけれど、十数年前、楽譜を書くコンピューターソフト(フィナーレとか)が出てきた時、これで誰でも楽譜が書けて編曲ができる時代がやって来るな、と思った。なにしろ、書いた楽譜の音を鳴らしてくれるんですよ!! こりゃ、誰でも間違いのない楽譜が作れるだろう。そういう時代がとうとう来たなぁ…
と思ったら大間違いで、やっぱりできない人にはできないんですね(´ `)。なんでコンピューターで書いて、こんなものができてくるんだ!? 変だと思わないのか!? って楽譜を見たことがある。コンピューターは音まで出してくれるのに…。考えられる原因は2つです。変だとは思ったけどどうしたらいいのかわからなかったのか、変だとも思わないくらいに耳(感覚)が未成熟なのか…。
あと、前にも書いたと思うけれど、あれ(コンピューター)の出す音を信用しちゃあいけない。実際のオーケストラやアンサンブルは、ああいうふうには鳴らないからね。。
にしても、書き上げたときには『よし』って思った楽譜でも、時間が経って見返すと、『ここはやっぱりこうだろうよ』ってところがどんどん出てきちゃったりする。やっぱり変わっていっているんですね、自分が。。