2012/10/29(月) 練習見学記(1)
10月29日と30日、吹奏楽コンクール全国大会で愛知に乗り込んできた淀工のホール練習を見学させていただきました。その詳細レポートを書いたんですが、掲載不可となったので残念ながら削除しました。自分のところに記録として取っておきます。そのかわり、今までいろいろなバンドを見学してきて思ったことや感じたことを書いてみます。
さて、今回に限らず、コンクール前の練習も含めて今までいろいろな学校の練習を見学させていただきました。今回の淀工についても、たとえばあそこで見てきたことを、自分が教える学校ですぐにそのまま取り入れようとは思わないし、また、そう簡単に取り入れられるものでもないと思います。
関わっていたある学校が以前、『これは○○高校(全国常連校)のやっていた基礎合奏だから…』といって、ある基礎エクササイズをやっていました。が、それを聴いていると、とてもそれがそのバンドにプラスになっているとは思えませんでした。なんでも、その全国常連校の練習を見て取り入れたんだそうです。
その練習がいいとか悪いとかではなくて、要は、『何をやるか』ではなく、『いかにやるか』だと思うのです。これ、基礎合奏に限らず楽器の練習でも、『これさえやれば上手くなる』とか、『これをやればできるようになる』とかいう練習は、世の中にはないと思います。大事なのは、それを、どういうふうにやるのか…。そのバンドには、見てくるんだったらそこのところを見てきてほしかったな、と思いました。
[明日の日記に続く…]