2012/10/26(金) リサイタル(写真)
今夜はサクソフォン奏者、佐野功枝さんのリサイタル『Illumination』を聴いてきた。佐野さんのリサイタル聴くの、何度目だろ…。過去の日記を開いてみると、2007年のリサイタルの日の日記には「あぁ、この子はほんとにサックス吹くために生まれてきたんだなぁ…」と書いている。
この人は、ほんとうに音楽を演じきってしまうのです。どんな曲でも、自分の世界にしてしまう。佐野さんって、かわいらしい、どっちかっていうとちょっと天然系(ごめんなさい^^;)の子かな、と思うんだけれども、JazzyでちょっとHardなフレーズでも、はたまた妖艶な音楽でも、ちゃんと自分の世界にして、100%表現してしまう。演じ切ってしまうのです。そこには、迷いだとか躊躇だとかわざとらしさだとかは一切ないのです。
終演後、客席のお客さんが、「なんだかあったかい気持ちになるね」って言っているのを聞いた。ほんとうにそう思う。去年も、その前も、すてきな演奏だったけれど、今年はさらにあたたかさが増したと思う。