2012/10/24(水) 本物を
ツイッターにも書いたけれど、きょうのバンド指導は『シング・シング・シング』だったので、ベニー・グッドマン楽団のCDを聴いてから合奏した。シング・シング・シングは、いろんな録音があるけれど、やっぱり本物、ベニー・グッドマン楽団を聴かないとね。ニュー・サウンズ・イン・ブラスなどにもあるけれど、ベニー・グッドマン楽団みたいなスウィンギーさはないものね。みんな真剣に聴いていた。
ほかの演奏を聴いてまねすることには賛否あると思うし、それがあまりよくない場合もあるかもしれないけれど、でも、『自分たちで表現しよう』と言ったところで、その『自分たち』の中に何のインプットもなかったら、何も出てこないことは自明の理。そういう意味でも、やっぱり本物をたくさん聴かないといけないと思う。これはジャズに限らずなんでも。それも、できればナマで聴くのがいい。録音からは伝わらないことはたくさんある。
100の言葉で説明するよりも、歌って聞かせるよりも、やっぱり本物を聴くのがいちばん伝わるだろう。