2012/10/10(水) 金管楽器演奏の新理論
ヤマハミュージックメディアから出版されている、佐伯茂樹氏著『金管楽器演奏の新理論』を読んだ。すごい面白かったし、勉強になった。。
過去の名曲を使って解説してある章もあるのだけれど、ハイドンのトランペット協奏曲とか、遊び心のある曲なのね!! なんだか高尚なお堅いイメージを持ちがちだけれども…。
それから、ブルックナーの4番ってブラームスの2番とほぼ同時期なのね…。ブルックナーのほうが新しいイメージを持つけれども…。で、よく知らなかったけれども、初演当時のウィーンフィルのトロンボーンセクションはヴァルブトロンボーンで、ブルックナーはあきらかにこれを想定して書いたのだと。
じゃ、ブラームスの2番もヴァルブトロンボーンってことなのね…。でもそう考えると、なるほどと思えるところとかがある気がする。たとえば4楽章最後のトランペットと掛け合いになるところとか…。
なにしろ面白いです。オススメです。木管編も読もうっと。。