2012/09/24(月) 代替エネルギー(2)
風力発電だけで代替する場合…。中部電力に御前崎風力発電所という施設があります。0.2万kwの出力のしっかりした風車が11基、出力2.2万kw。年間総発電量は6200万kWhだそうなので、風車1基あたり年間563万kWh。全原発を代替しようとすると、風車は約63400本必要です。こっちのほうがまだ現実味はありますね。
さて、太陽光発電は太陽が出てないと発電できないし、風力発電は風がなければ電気を作れません。安定供給するためには、電気を貯めておく施設が必要。それは、今実用化されているものは揚水発電しかありません。電気を使って水を汲み上げておいて、足りない時にその水で発電するってやつです。中部電力に奥美濃水力発電所という大きな揚水発電所があります。出力150万kw。日本では関西電力の奥多々良木発電所に次ぐ出力です。4630万kwの電力を貯めておくためには、これが30必要になります。ただし、揚水発電は、預けた電気の7割しか返ってきません。
こんな感じですが、あと20年でどうやってやるんでしょうね(・∀・)。とりあえず今は、火力発電を効率のいい新型に更新していって、機が熟するのを待つのがいちばんいいと思うんだけれども…