2012/09/16(日) 捉え方(1)
 ブレスの後、一旦止めて発音するやり方を(あまりオススメしないけど)しばらくやっていたら、最近そうしないと吹けない感じになっていた。いろんな人の演奏を聴いていると、一瞬止めてから発音する人もいる。いろんなやり方、いろんな人がいる。どれが正しいとかいうことではなく、ね。

 それでこのところ、『止めないで発音する』が、ちょっとテーマだったんだけど、なぜかできなくて、で、きょう、それがなぜできなかったのか気がついた。文章ではちょっと書けないけれども…

 思えば昔からぼくは、「もっとはっきり吹いて」って言われることがすごく多い気が自分ではしていて、だからきっと自分でもどこかに『はっきり吹かなきゃ』が中にあって、で、ほとんど無意識に、変なやり方をしていた感じ。無意識にはっきり吹こうとこだわるあまり、逆にはっきり吹けない方向になっていた、ということ。

 『こうしなきゃいけない』とか、『こうじゃなきゃいけない』って思ったりとらわれたりすることは、結局は、演奏をする上できっと邪魔にしかならない思う。考えたり強いたり観念にとらわれて、いいことはない。もしかしたら、頭で考えること自体マイナスだとも思う。演奏だけじゃなくて、楽譜を書くときもそうかもしれない。それも、わかってやっていることはむしろ少なくて、無意識にとらわれているから始末が悪い(-_-)。

[明日の日記に続く…]