2012/01/25(水)　向井さん
　日本のジャズトロンボーンの今や大御所、向井滋春さんのＮＹ録音のアルバム『プレジャー』というのがあるのだけれど、このアルバムのバックのホーンセクション、アービー・グリーンが吹いているのだそうだ！！ きょう初めて知ったよ。。『プレジャー』は、ぼくが初めて買った向井さんのアルバム。高校生の時だ。

　まだ向井さんもジャズトロンボーンも知らなかった鳥取の田舎の高校生だった頃、吹奏楽部でポップスをやった。曲はビートルズの『デイ・トリッパー』だったのだけど、その中にトロンボーンのアドリブソロがあった。その書き譜のソロがつまんなかったから自分で作ってきて合奏で披露したら、ドラムの先輩に大ウケ(^^;。結局そのソロは派手すぎてボツになったんだけど、その先輩に、「向井滋春みたいだな」って言われて、それで田舎のレコード屋さんに行って、向井さんのレコードを一生懸命探して、で、みつけたのが、『プレジャー』だった。それからのめり込んだ。

　大学を出てからはライブハウスにもよく出かけた。なんか一緒に吹いたこともあったかな…。で、名古屋栄のラブリーでのライブのあと、一緒にラーメンを食べに行ったことがある。『今、あの向井さんの横で一緒にラーメン食べてるんだ…』って思ったら、すっごい感慨深かったな(^^)。向井さんは、名古屋出身だ。

　ジャズ畑の人の中には、あまり向井さんのことをよく言わない人もいるみたいだけれども、あんなに歌えるジャズトロンボーン吹き、日本にほかにいないと思う。