2012/07/20(金) あいさつと、いじめ
 音楽仲間のブログで読んだのだけど、家に遊びに来た息子の友だちが、あいさつもしないし、何の一言もなく家の電話を使おうとするのだと…。

 友だちの家に遊びに行って、友だちの親や家族に会ったら、「こんにちは」とか、「おじゃましてます」とかあいさつするのって、あたり前のことだと思う。最近の子どもはそれすら言わないのか…(-_-)。しかも電話を借りるのに「すいません電話貸して下さい」も言えないのか…(-_-;。その人は『キレた』と書いてみえたけど、ぼくもキレるなそんなの。

 たしかに、指導に行っても、学校によって違うけれども、あいさつしない子、昔にくらべて増えたと思う。でもこういうことって、学校が教えることじゃない。ぼくも子どもの頃、学校でこういうことを仕込まれた記憶は全くない。いや、忘れたわけではなく…。こういうことを子どもにちゃんと教えるのって、まちがいなく親の仕事だと思う。そんな躾もできない親が増えたってことだ。

 最近、各地のいじめが問題になっているけれども、いじめは昔からあった。でも昔のいじめは、たとえば、『武器を使うことは卑怯なことだ』とか、『怪我をさせることは罪である』とか、『物を奪ったら犯罪だ』とかのモラルみたいなものが暗黙のうちにみんなあって、その不文律というか道徳を守ってやっていたと思う。だから警察が出てくるような事態になることはありえなかった。

 今のいじめは、カネを取ったり、自殺の練習だとか「飛び降りろ」だとか、道徳もクソもない。その根底には親の躾欠如があるわけでしょ。自殺した子の親も親。子どものことをわかってやれなくて受け止めてやれなかったわけでしょ。それなのに、『私たちは被害者です』と言って法廷に出てくることに異常な違和感をおぼえるよ。学校や教育委員会にも問題があるかもしれないけれども、根底にある最大の問題は親なのではないか? どちら側の親にも。

 まぁ、子どもがいないぼくなどが書いてもなんの説得力もないかもしれないけれどもね…。