2012/07/11(水) コンクールのルール
 吹奏楽コンクール、もう地区予選が始まっているところもあるけれども、伝え聞いた情報によると、課題曲2『よろこびへ歩きだせ』の中間部で、バスクラがあるにもかかわらずユーフォの小音符を演奏して失格になった団体が出たそうだ。事実なら、規定を厳密に適用した形になる。

 課題曲のルールに関しては、吹奏楽連盟のページでもインフォメーションが出ている。それによると、楽譜にある音が欠けてしまう場合に限り、課題曲に使われている他の楽器で代用することは認める、と。つまり、欠けない場合は重ねや改ざんは認めないということ。音や音域の変更も不可だ。詳しくは吹連ページを。

 こういうルールを見落として、または、故意に楽譜に手を加えて失格になるのは、指導者の責任だ。生徒たちに責任はない。タイムオーバーにしてもそうだ。だから失格ではなく厳重注意くらいにおさめておけば、という意見もある。たしかにそうも思わなくもない。しかしそれでは、ちゃんと規定通りにやってきた団体に対して不公平だ。

 各吹連には参加団体に対して事前にルールの徹底を、その上で、大会ではルール通りの対応を期待したいと思う。