2012/07/08(日) モータースポーツ
 報道で知ったのだけれど、小田原の競輪場で昨日、選手がレース中の事故で亡くなった。警察が現場検証をしていたみたいだけれども…

 モータースポーツ(競輪はモータースポーツじゃないかもしれないけれど)って、マシンを使って誰がいちばん速いかを競う競技。もちろん生命が一番大事だし、そのことをわかってみんな走っているんだけれど…、とっても稀なことではあるけれど、不幸にして競技で誰かが亡くなってしまったとき、そのことで誰かの責任が問われるようなことになるのなら、モータースポーツは成立しない。

 94年、イモラでセナが亡くなった時、イタリアではチームやサーキットの責任が問われようとした。そんな国ではF1はできないって話も出たと記憶する。

 今はもうやってないけど、以前ぼくはカートレースに参戦していた。練習走行でも、レースのエントリーでも、誓約書にサインする。もしマシンが壊れたら、自分のものは自分の責任で直します、怪我をしたり生命に何かあっても、誰にも責任を追求しません、と。それはモータースポーツであれば当然のことで、それを了承した上で走り、レースをする。でも、だからこそ、生命が一番大事だと、その誓約書にサインするたびに、気持ちを新たにして走っていたと思う。入院するような大きな事故もした。

 モータースポーツ、競走って、始まりは、遊び。大げさだけど、それを命がけでやるなんて…。でも、そんなことをみんな否定してしまったら、、あぶないから、やめよう、ってなにもかもやめてしまったら…、それによって失われるものは、とても大きいと思う。

 亡くなられた選手のご冥福をお祈りします。