2012/07/07(土) いじめ自殺
 ほんとうに毎日、どうしてこんなにたくさん報道されるの? 大津のいじめ自殺。きょうはどうもいじめた生徒の名前がわかっちゃって、騒ぎになってるみたいだけれども…。

 でも、『加害者』と『被害者』ってくくりで簡単に割り切れるものではないとも思う。亡くなった生徒の親が、自分たちのことを『被害者』などと言うのは、どうなのか…。死んだ子のことをわかって、受け止めてやれなかった親は、はたして単なる被害者なのか?

 そして、『いじめ許すまじ』などと、ネット上でいじめた生徒やその親の名を晒して叩く行為は、あらたな、より陰湿な『いじめ』なんじゃないのか? 『いじめ許すまじ』などと言っている連中は、いじめをしたことがないのか? 『いじめの芽』的な言動は、誰しもしたことがあるんじゃないのか? 自分を含めてだけれども…。

 大人社会の中にもたくさんあるんじゃないのか? 子どもが悪いんじゃない。大人たちが悪い。子ども社会は大人社会の反映でしょう。そしてそれを見て見ぬふりしているのは、教師だけではないのではないのか。これも自分を含めてだけれども…。