2012/06/20(水) ネット社会の話(1)
先週の日記でホームページのアクセスの話を書いたけれど、インターネットのアイテムや使われ方は、すごいスピードで変わってきた。
インターネットは学術ネットワークを元にして1990年頃に始まった。一般に普及し始めたのは1995年あたりからだ。90年代のネットは、ホームページを作るのはその専門家だけで、われわれはそれを見る。情報を得るためだけのものだった。パソコンで人々と交流する場はインターネットとは別の、おもにテキストだけをやり取りする『パソコン通信』だった。ぼくも『ニフティサーブ』というのをやっていて、フォーラムやチャットにハマった。当時は電話回線を使ったダイヤルアップというやり方で接続していたので、繋げばそれだけ電話代がかかる。電話代の領収書に収入印紙が付いてきたこともあったな(^^;
ところが1999年、NTT DoCoMoの『iモード』が始まって、ついに携帯電話がインターネットに繋がるようになった。まぁもちろん今じゃ当たり前だけど、まだたったの十数年前のことだ。するとすぐに2000年、携帯電話でホームページが作れるサービス『魔法のiらんど』が始まった。それを使ってうちのホームページをつくったのが2003年。ほんとに携帯電話ひとつあればホームページを作れる。えらい世の中になったもんだと当時は思った。ネットは、情報を見に行くところじゃなくて、個人が情報を発信する場になったと実感した。
ちょうど同じような時期に、『ブログ』なんていうものがだんだん一般的になってきた。これも、個人が簡単にネットで情報発信できるツール。ぼくもこの日記をブログに移行しようかと考えたこともあったけれど、まぁ今の機能で必要十分だからいっか、と、そのまま継続している。ブログがパソコン主体(携帯からでも更新できるけど)のアイテムだったのに対して、ケータイページというカテゴリーがはっきりとあったように思う。中高生とかもみんな携帯電話で自分のホームページをつくるようになった。そのピークが、きっと2005〜2006年くらい。
その流れに乗って、うちのホムペはすごいアクセスになったのです(^^;
[明日の日記に続く…]