2012/06/16(土) 基礎指導
 きょうは金管セクション基礎指導。ロングトーンなどをやった。どこのバンドでもそういう傾向はあるけれど、クレシェンド、ディミヌエンドのロングトーンがみんなあまりできない。息に対する柔軟性のために大切な練習だ。

 で、やってみせて、そのあと、自分で、「一体どうやってやってるんだろうね?」と言ってしまった(^^;。大きさが倍になっても息の量が倍になるわけじゃあないしな…。どうなっているんだろうね…。

 でもやっぱり、機序を説明できたり理解できたりすることにはあまり意味がないように思う。『すべて正確に理解しているけど、できない』のと、『どうしてできるのか全然わかんないけど、できる』のと、どっちがいいか…。そりゃ当然、できるほうがいい。それも、『考えて、できる』ではなく、『なんにも考えなくても、できる』のがいい。考えて出来ている、考えてコントロールしているうちは、出来たことにならない。

 とはいえ、「こうやってやるんだ」と言ってやってみせるだけでは指導したことにならない(^^;。生徒たちを観察すると、まず、これもよくあるけれど、クレシェンドで一生懸命息を押し込もうとしている。「前に押すんじゃなくて、おんなじところにいる感じだよ」とか、「響きが増えていく感じだよ」とか伝える。

 あと、これもどこの学校でも多かれ少なかれそうだけど、身体が固い。固まってる。もっと柔軟に、自由に動くようになるといいな。という練習も、ちょっとやりました。。