2012/01/13(金) 携帯で中断!?
ニューヨーク・フィルのマンハッタンでの公演中に客席で携帯電話の着信音が鳴って、曲が中断したそうだ。モノはマーラーの9番。指揮者は着信音が終わるのを待って演奏を再開したそうだけど、曲の場面によっては中断せざるをえないことだってあるよねぇ…。
ぼくは携帯はつねにマナーモード。着信音が何だったのか、もう忘れちゃったよ。昔は携帯電話を目覚ましに使ったりしていたけれど、今はそれもないし。でもマナーモードにしていても、振動が気になることもあるし…。リハーサル時は椅子の下とかに置くんだけど、床に振動が伝わらないよう小物入れを下に敷いたり…。
まぁホールとかだと携帯の電波が来ないようにしちゃうのがいいのだろうし、実際そういう対策をしているホールもあるだろう。電波が来ないホールってあるものね。でも、そういうことをしなくても、コンサートホールに行ったら携帯の電源を切るのは、今から音楽を聴くぞっていう心構えなんだ、という人もいた。
さいわいにしてぼくは、演奏中に携帯の着信音が鳴るっていうおそろしい経験はないけれど、考えただけでもぞっとするよねぇ…。ちなみにレコーディングの現場ではマナーモードでもダメ。携帯から電波が飛べば、それがマイクのラインに乗ってノイズが入るおそれがあるからだ。
ところで、東京の老舗スタジオ『一口坂スタジオ』が、今月いっぱいで閉まるのだそうだ…。行ったことはないけれど、なんだかさみしい思いがして、一口坂で録られた角田健一ビッグバンドのCDをひっぱり出して、きょうは聴いた。