2012/04/28(土) 初心(2)
なにしろ毎日が新鮮で、好奇心を満たしてくれた。もし逆に、『これとこれとこれをおぼえなきゃならない、これとこれができなきゃダメだ、毎日これだけ練習しなさい…』なんて教えられていたら、きっと嫌になってやめていたに違いない。断言する。。それにしてもまぁ、ほんとに好奇心旺盛だったねぇ。って、今もだけど(^^;。
楽譜を読むのは宝地図の解読みたいなものだった。8分音符と16分音符の違い、シャープとナチュラルの違いも知らなかったけれど、なんとか割り切れるように読み解いていく。中学3年のときにある曲をやったら、中に、CとBとAsの音階が出てきた。ここで初めて、『あぁ音階って1種類だけじゃないんだ!!』って知って、またまた好奇心をくすぐられた。
高校に入ってトロンボーンを選んだのも、『今度はなにか違う楽器がやりたい』って思ったのが、いってみれば理由。こんどはミュートなんてものがある。楽器庫から探し出して勝手に付けては吹いて遊んでいた。それから高校2年のときに見よう見まねで楽譜を書いたら、それを見た同級生に「おまえ、調号ってのは付く順番があるんだぞ」と言われ(^^;、そこから音楽理論を勉強するようになった。またまたわくわく(^^)。
あのわくわくと好奇心が原動力だったなぁ…、と思う。そういう気持ちを持って楽器と相対すればいいわけやんね。言うは易し…(-_-)。今、フィナーレ(楽譜作成ソフト)に飽きないのもきっと、『どうすればこれができるんだろう…』という発見の連続が好奇心を満たしてくれるからやんね。あと、演奏で行くホールの裏側は隅から隅まで探検しないと気が済まなかったり(^^;。いろんな楽器や音楽への好奇心も、作編曲やバンド指導の力になっていたり…。
それにしても、ケースの中からテューバを発見して初めて吹いたあの時のことは、なぜだかよくおぼえている。ある意味あれが最高の状態だ。余計なものを何ひとつ持ってなかったし、余計なことを何ひとつ知らなかったわけだからね。でも、初めてトロンボーンを吹いた時のことはあまりおぼえてないんだよね…。
昨日のイチロー選手の話は、ここで読めます。目からウロコです。。
http://1minute.raindrop.jp/?p=6858